水処理プラント

国内の水処理プラント工事事例

福岡海水淡水化センター

福岡海水淡水化センター

画像引用元:福岡地区水道企業団公式HP(http://www.f-suiki.or.jp/facility/kaitan-center/)

浸透取水設備・UF膜設備・高圧RO設備・低圧RO設備・生産水導水設備で構成された海水淡水化プラントです。ダムや大きな河川が少ない福岡都市圏の新たな水資源の確保のため建設。水道水の安定供給に役立っています。

プラント設備では動力回収装置・高効率電動機・インバータにて電気を活用しており、省エネ対策にも積極的です。

アイワエンジニアリング 下水処理施設

アイワエンジニアリング 下水処理施設

画像引用元:アイワエンジニアリング公式HP(https://aiwa-engineering.co.jp/archives/service/facility-management)

水処理プラントと汚泥処理プラントを稼働させて下水処理を行っています。除塵機・沈砂かき揚げ機・汚泥掻き寄せ機・反応槽・汚泥濃縮槽などの設備を採用。下水を浄化処理して川や海に流しています。

アイワエンジニアリングは下水処理のほかに、家庭や工場の排水を水処理施設に移送するポンプ場や衛生的な水を供給するための浄水処理などの水処理事業を展開しています。

京葉興業 廃水処理プラント

京葉興業 廃水処理プラント

画像引用元:京葉興業公式HP(https://www.keiyokogyo.co.jp/publics/index/40/)

油水分離・生物処理(メタン発酵・活性汚泥処理)・中和・脱水・乾燥という工程を経て、廃水を下水放流やリサイクルしています。

投入槽・可溶化タンク・消化槽・浮上槽・ディープシャフト・硝化槽・中和分離タンク・脱水機・スラッジドライヤー・脱硫塔・ボイラ・脱臭塔・発電機など、多様な設備を採用して汚泥の減量化・安定化・有効活用を図っているのが特徴です。

また破砕機も設置されており、廃容器飲料における容器と内容物を分離しています。

水処理プラントの新設・設備更新は経験豊富な会社に依頼しよう

汚れた水や海水を使用目的に合った水質に処理する水処理プラントでは、衛生面や安全面に関する知識が不可欠です。工場排水の処理においては、水質汚濁防止法を遵守した方法で排水しなくてはいけません。

水処理プラントを設置する際は経験と知識が豊富なプラント設計会社に依頼するのがおすすめ。多岐にわたるプラント設計の経験をもとに、用途に応じた設備を提案してくれるでしょう。

当サイトでは愛知のプラント設計会社についてまとめているので、効果的な水処理プラントを設計したい人はぜひ参考にしてください。

【目的別】短納期や安定供給から選ぶ
愛知のプラントエンジニアリング会社4選

愛知のプラント設計会社一覧

水処理プラントとは

汚水を安全に排水できるように処理する下水処理や、河川の水を上水道にする浄水処理、工業機械・製品に利用できる工業用純水をつくる処理など、水を目的に合わせて適切に処理する設備のこと。

排水の処理方法は、分解と分離に大きく分けられます。分解は汚濁成分を害の無い物質に変えること。一方、分離は汚濁成分を水と分けることを言います。

沈降分離型の排水処理という方式を例に挙げると、これは反応槽・凝集反応槽・沈降槽・汚泥貯槽・フィルタープレスといった設備を用いて、汚濁成分のある水を排水できるまで処理する方法です。

また下水処理では、沈砂池・最初沈殿池・最終沈殿池のほかに、汚水をキレイにする反応タンクや上澄みの水を消毒する設備などで川・海に流せるようにします。

世界的な水不足問題の対応策として、海水の淡水化も進められており、水処理は多様な可能性を持つ産業と言えるでしょう。