薬品プラント

国内の薬品プラント工事事例

住友化学 岡山プラント

住友化学 岡山プラント

画像引用元:住友化学公式HP(https://www.sumitomo-chem.co.jp/pharma-chem/jp/facilities/okayama.html)

蒸気を利用して器具や物品を滅菌処理するオートクレーブや、精製水設備、微生物研究室などが設置された薬品プラント。2,000Lほどのサンプル製造設備をはじめ、20,000Lクラスの生産が可能な大型製造設備を保有し、多様なニーズに対応できるように設計されているのが特徴です。

ファインケミカル分野の有機合成技術と医薬品化学生産に精通した住友化学のノウハウが詰め込まれています。

田辺三菱製薬工場 吉富工場

田辺三菱製薬工場 吉富工場

画像引用元:田辺三菱製薬工場公式HP(https://www.mtpharma-f.co.jp/about/yoshitomi.html)

固定製剤の量産を行っている薬品プラントです。省人化に役立つ自動化設備(コンピューター制御の無塵搬送設備)や高度化されたシステムを持つ設備の導入を通して、安定した生産を実現しています。

津波や地震のような非常事態に備えているのも特徴のひとつ。免震構造・床の嵩上げ・非常時電源などを採用し、万が一の事態を想定して設計されています。

大塚製薬工場 鳴門工場

大塚製薬工場 鳴門工場

画像引用元:大塚製薬工場公式HP(https://www.otsukakj.jp/business/manufacturing/)

鳴門海峡近くの自然豊かな立地の鳴門工場では、注入針付キット製剤・プラスチックボトル製剤・OTC医薬品などを製造。環境負荷の低減にも尽力していて、廃棄物の発生を抑えたり、再利用可能資源を活用したりといった活動により、「徳島県認定3Rモデル事業所(※)」に認定された経験もあります。

また工場排水の処理設備の機能向上による環境リスクの低減にも積極的です。

※参照元:大塚製薬工場公式HP(https://www.otsukakj.jp/csr/global_environment/effort/index.html#procurement01

薬品プラントのプラント新設・設備更新は経験豊富な会社に依頼しよう

医薬品の開発は基礎研究から非臨床試験、臨床試験、承認申請・審査と、ひとつの薬品が出荷できるようになるまでのプロセスがとても長いです。そのため、製造工程や品質の管理、原料の保管などを効率的かつ正確にできる設備の設置を検討しなくてはいけません。また、汚染防止の観点からクリーンな空間も必要です。

このように、薬品開発分野では専門的な知識が不可欠なので、プラント設備の設計を考える際は、薬品プラントにおける実績が豊富な設計会社に依頼するとよいでしょう。多彩なアイデアを用いて、ニーズに合った設備を提案してくれるはずです。

このサイトでは愛知のプラント設計会社についてまとめているので、併せてご覧ください。

【目的別】短納期や安定供給から選ぶ
愛知のプラントエンジニアリング会社4選

愛知のプラント設計会社一覧

薬品プラントとは

薬品プラントとは、医薬品製造を行うプラントです。製薬のプロセスは、薬そのものを製造する原薬工程と、原薬をもとに錠剤や注射剤などを製造する製剤工程に大きく分けられます。

原薬・治験薬・点眼剤・固形製剤・注射剤など、様々な薬品を取り扱っているため、高精度かつ安定生産できることがプラント設計のなかで重要な条件に。設備の例としては、造粒機・打錠機・コーティング機などが挙げられます。

薬品プラントには、微生物の侵入や薬品間での交差汚染を防ぐための安全性の高いクリーンルームの設置も必須でしょう。また、効率的な排水を行える排水処理設備についても考えるべきです。